
お客様は、24時間稼動のビニルフィルム製造工場。製造過程で生じるB級品や不良品を、人手により溶解炉に再投入しておられました。炉の投入口は中2階にあり、非常に重い不良品をそこまで運び上げ、さらに真夜中の作業とも重なり、大変な重労働となっていました。また作業時間もかかり、本来の製造効率にも影響を及ぼしつつあると、困っておられました。
このため、作業者の安全性と労働環境の改善、作業時間の短縮を目的として、自動化を希望されていました。
| 不良品再利用搬送ラインの構築 |
それを受けて、1階から2階への垂直搬送部分の空間を活用してストックを行い、2階では通路の確保のために自走式の電動トラバーサーを採用するなどし、お客様の全ての要望に応えることができました。
| 中2階への原料受け渡し作業に作業員が必要なく、また連続投入が可能となったことで作業時間を短縮することができました。これにより、作業性と安全性の向上に繋がりました。 また垂直搬送部においては、搬送とストックを1台のモーターで行うことにより、安全性の確保とコストダウンを実現することができました。 |
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当初お客様が考えておられた構想とは、かなり違うシンプルなご提案になりましたが、結果として安全かつコストの安いソリューションをご提供することができました。また、大変簡単な構造の機器ばかりで構成されているシステムであるため、アフターメンテナンスも非常に容易で、お客様に高い評価をいただいております。

ボトル異品種混入防止システムの導入
コンベア輸送ラインおよびインケーサーの構築
パレタイザーおよびコンベアの構築
コンベアラインの構築
パレタイズ・デパレタイズラインの構築
物流支援システムの導入
プラスチックケースの採用およびパスボックスの導入
包装ラインの増設
インクジェットプリンターの導入
検査カメラの導入
容器アンケーサーの導入
不良品再利用搬送ラインの構築
リターナブルケースクリーン化システムの構築
包装資材リデュースシステムの構築
リサイクルパレットシステムの導入
屋外コンベアライン及びソーターラインの構築
食品物流センターの新設構築
自動緩衝材レスシステムの導入
パウチ入り食品製造ラインの自動化
部品および完成品搬送の無人化